学校日記

始業式あいさつ

公開日
2022/04/11
更新日
2022/04/11

お知らせ

 今年度の強戸小学校の組織目標として「あいさつと笑顔」を掲げます。始業式もその一点で式辞を述べさせていただきました。

【令和4年度始業式 式辞】

 皆さん、おはようございます。(   返事を待つ        )みなさんのいいあいさつを聞いて私はとってもすがすがしい気持ちになりました。ありがとうございます。    
 改めまして今年度より強戸小学校でお世話になります、校長の高橋です。よろしくお願いいたします。
 さあ、新しい年度がスタートいたしました。今日から新しい友だち、新しい担任の先生と新しい勉強が始まります。新しい行事もありますね。きっとわくわくしていることでしょう。今、真剣な眼差しで校長先生を見てくれているみなさんの表情を見て、大変うれしい気持ちになりました。
 さて、新学期がスタートする今、私は一年の初めの最も大切な始業式にあたり、校長として何を述べようか日々考えていました。いろいろ考えた末、「あいさつと笑顔」に決めました。
 あいさつは「いつでも」「だれでも」「どこでも」できる行いです。あいさつはほんの一言ながら多くの人と仲良くなる大切な第一歩です。自分から「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」などとあいさつの言葉を発してください。「おはよう」と一声かければ「おはよう」と返事が返ってきます。友だちができます。仲間が増えます。元気になります。友情も深まります。ほんの一言、「おはようございます!」と毎朝、元気にあいさつができる強戸っ子に成長してほしいと願います。
 あいさつと同時に笑顔も届けてください。皆さんの笑顔は相手をとてもすがすがしい気持ちにさせてくれます。笑顔を届けると自分も相手も元気になります。この笑顔は大人になり、実社会に出てから本を読んだり、人から教えてもらったりしてできるものではありません。子どもの頃から、日常的に習慣的に実践することで皮膚感覚として自然とみなさんの心や身体の中にしみこみます。相手に好感を与えると信用が築かれ、人がどんどん寄ってきます。それが何よりの幸せになることを覚えておいてください。
 逆に、あいさつができない人や笑顔のない人は他の人に無関心と思われ、「他人がどうなろうが自分には関係がない」そんな人間に周りの人は捉えてしまいます。すると、知らず知らずのうちに友だちは離れます。友だちが離れると一人ぼっちにもなりがちです。元気もなくなります。信用もなくなります。
 あいさつと笑顔の大切さは幼稚園や保育園時代から聞かされていることでしょう。中学生や高校生になってもきっと聞かされます。実は社会人になってもあいさつと笑顔の大切さは上司から聞かされます。それでもあえて、小学校の校長先生としてあいさつや笑顔の大切さを伝えました。人生百年時代を生きるみなさん、仲間や家族ととともに生きてくことが何よりも貴重なお金では買えない財産になります。その財産をいっぱいため込み、幸福になって欲しいという願いから、あいさつと笑顔の重要性を述べました。朗らかなあいさつと笑顔は皆さんにきっと幸せを運んできます。

 それでは今年一年、だまされたと思って勇気をもってあいさつと笑顔を自分から発信してみてください。みなさんを取り巻く人間関係が劇的に良い方向に変わります。キーワード、「あいさつと笑顔」を当たり前のこととして馬鹿にしないでちゃんとやってみてください。以上で、校長の話を終わります。静かにそして真剣に私の話を聞いてくれて大変うれしかったです。どうもありがとう。


令和四年四月七日
太田市立強戸小学校 校長 高橋郁夫