3年生 国語の授業
- 公開日
- 2021/01/15
- 更新日
- 2021/01/15
授業
初恋 島崎藤村
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
1月15日(金)2校時、この詩について、グループで意見交換しながら読み味わいました。文語定型詩は中学生にとって触れる機会はあまり多くはありません。様々な解釈をしながら読み込んでいます。それぞれの連に描かれた初恋についての思いをどのようにとらえたでしょうか。