ことばの教室からの提案7 ー「ん」は意外と難しいー
- 公開日
- 2021/02/01
- 更新日
- 2021/02/01
ことばの教室
前回より、音韻認識(おんいんにんしき)について取り上げてきました。今回はその2回目になります。今回取り上げるのは「ん」です。
前回の「ことばの教室からの提案6」では、「音に合わせて手を叩く」という「動作化」を紹介しました。たとえば、「さかな」と言いながらそれに合わせて3回手を叩くというやり方です。(2021年1月21日掲載)これが、「ん」を含むことばになると、小さいお子さんにとって、ちょっと難しくなります。
「にんじん」を例に出すと、下の1枚目の写真のように、叩くことがあります。話したり読んだりするときには、ことさら「ん」を強調して「に・ん・じ・ん」と発音しないからでしょう。でも書きことばを意識すると、2枚目の写真のように叩きます。「ん」はお子さんにとって意外に難しいようです。
「しんぶん」「りんご」「みかん」・・・など、「ん」を含んだいろいろなことばで、お子さんとやってみてください。特に入学前、低学年のお子さんにはお勧めです。