学校日記

宝物のメッセージカード

公開日
2021/10/22
更新日
2021/10/22

お知らせ

 写真は、10月15日(ブログ参照)に福祉講演会をしてくださった小畑作治様から4年生の児童一人一人に一枚ずつ送られたものです。4年生が福祉講演会の後に送ったお手紙のお返事です。真っ白い紙のように見えますが、4年生のクラスに届いた小畑様からのお手紙を読むと、このメッセージカードの意味が書かれていました。ご本人に許可を得られましたので、紹介いたします。

「     4年生の皆さんへ
 皆さんのお手紙を読ませて頂きました。一人一人の真剣に学んでくれた姿が、このお手紙を書きながら浮かんできました。お返事の字、うすくて読みづらいと思うでしょうが、これは視覚障がい者と皆さん(晴眼者)の両方から見たとき、どう感じるかということで、うすい字で書きました。(ここでの障害者は弱視  ロービジョン 少し見える人)
少しだけ見える人が見たら、大きな喜びに。
普段当たり前に見えている人が見たら「見えねー。」
目が見えない人からは、「見える人はいつも見えていいなぁ。」なんて思わない。
 それは、見えないのが当たり前だからです。逆に、目が見える人から見たら見えづらい、または読めないとなる。
 自分側で考えるか、相手側に立って今の自分に感謝するか、当たり前と思うことは何一つないということです。
 相手の立場になって考え、行動できる人は皆、偉い4年生です。
 これからも清く、正しく、美しく学校生活をがんばってくださいね。
またいつかお会いできる日まで 」

 相手側の立場になって今の自分に感謝する・・・相手側の立場になって考え、行動する・・・誰もが幸せな社会にするために大切なことと、改めて気付かされ、心に響きました。子どもたちは、うすい字で書かれたメッセージカードを読み、「宝物にする。」と言って持ち帰りました。小畑様からの温かいお手紙と4年生へのメッセージカードに、感謝の気持ちでいっぱいです。