学校日記

10/17(木)の給食

公開日
2024/10/23
更新日
2024/10/23

お知らせ

 10/17(木)の給食は、中華料理でした。献立は、「ご飯・牛乳・麻婆豆腐・涼拌三絲」でした。麻婆豆腐は、よく給食にでますが、「涼拌三絲」って、給食で見かけないし聞かないです。お皿にのっているのを見ると、春雨サラダに似ています。

 ここからは、調理員さんが、昼の校内放送で話してくれたことを紹介します。

 まずは、中国料理について紹介します。中国料理とは、中国で食べられている本格的な料理のことを言います。「中華料理」と言うのは、日本人向けにアレンジした「中国風料理」のことを言います。そのため、中国では「中華料理」という言葉は使われません。多彩な切り方や調理方法、味の種類がたくさんあり、世界三大料理の一つにあげられています。

 麻婆豆腐ですが、中国で、麻婆とは顔にあばた(天然痘という病気の痕)がある女将さんの意味で、陳さんが作っている豆腐料理ということで、「陳麻婆豆腐」が始まりです。中国語では「マーポー」と濁らないですが、日本では、「マーボー」と濁らせて発音します。中国で食べられる麻婆豆腐はとても辛いのですが、日本で食べる麻婆豆腐はあまり辛くありません。それは、中華の巨匠「陳健一」さんのお父さん「陳健民」さんが辛い麻婆豆腐のアレンジを紹介したことで広まったからです。次に涼拌三絲です。涼拌三絲は「中国料理」というよりは、「中華料理」になります。漢字で表すと「涼(すずしい)・拌(攪拌:混ぜる)・三(漢数字の三)・絲(糸の昔の字で千切りを表す)」という字を使います。漢字の意味を聞いて気がついた人はいるでしょうか。千切りにした冷たい三種類の材料で和えた物という意味になります。学校では三種類で作ることはほぼありません。今日の材料をみてわかるとおり、きゅうり、錦糸玉子、にんじん、春雨が使われています。そして、涼拌三絲がなぜ春雨サラダに似ているかというと、涼拌三絲が春雨サラダの元になった料理だからです。味も同じだったり、似ていたりします。