学校のようす

1年生の家庭科「うまみ」とは?(2)

公開日
2021/12/09
更新日
2021/12/09

1年生

★その後、生徒たちはB(「だし汁A」に塩と醤油を加えた「すまし汁」)を味わってみます。
※写真上は、「だし汁A」に塩を加える代表生徒の様子です。

★Bの「すまし汁」を味わった生徒の感想は次のようなものでした。
【感想】
・だし汁だけよりも、少ししょっぱさがプラスされて、さらにバランスがよくなりました。
・塩と醤油が加わったことで、歌声とピアノのようなよいバランスがとれていました。

★この授業のまとめは次のようになります。
・こんぶとかつおぶしから出た「だし」の味は、「うまみ」という。
・こんぶのうまみ成分は、グルタミン酸
・かつおぶしのうまみ成分は、イノシン酸
・こんぶ+かつおぶし→「混合だし」といい、味の相乗効果でより美味しくなる。
※ちなみに、だしを2種類合わせることで、うまみ成分は約7倍強まるのだそうです。

★最後に、なぜ、「だし汁」そのものの味(この授業ではA)は物足りないのに、だし入りの「すまし汁」(この授業ではB)は美味しいのかというと、「味の重なり」と「香り」によって、風味が生まれるということのようです。