2年生の社会科 私の提案する「日本のエネルギー問題」の解決策(2)
- 公開日
- 2021/07/06
- 更新日
- 2021/07/06
2年生
★多くの生徒は、日本のエネルギー問題を次のようにとらえています。
(1)日本は、自国で必要なエネルギーを国内でまかなえず、輸入に頼っている現状がある。特に、化石燃料である石油は、政治情勢が不安定な中東地域に依存している。もし、この輸入が止まってしまうとエネルギー不足になり、他の国とエネルギーの取り合いになる。
(2)日本は、化石燃料を使用する火力発電への依存度が高いが、火力発電は温室効果ガスを排出するため、地球温暖化の原因となってしまう。
★そこで、「再生可能エネルギー」である、太陽光発電や水力発電、風力発電などに目を向け、二酸化炭素の排出量を減らした方がよいというのが生徒たちの主張です。
★また、具体的な方策としては
(1)家を建てるときには太陽光発電設備(ソーラーパネルの設置)を義務づけるようにする。
(2)地域の特色を利用した再生エネルギーの利用を考える。例えば群馬県なら、夏は暑さを利用した太陽光発電を、冬は空っ風を利用した風力発電を進めるなど。
(3)各家庭にソーラーパネルを設置するのはコストがかかるから、学校などの公共施設の屋上に必ず太陽光設備を作るようにして、そのエネルギーを利用する。
(4)雷や雨水を集めてエネルギーに変える装置を開発する。
(5)人間は、一日の中でも歩いたり運動したりすることが多いから、体を動かすことで発生するエネルギーを利用する仕組みを考える。 など
★生徒たちは、実現可能なこと、コストも安く抑えられることなどもを考えながら、環境に配慮した持続可能な社会づくりという観点から、日本のエネルギー問題の解決策を発表していました。
★発表を聞いている生徒は、一人一人の発表が終わるたびに、タブレットにその友だちの発表のよかった点についてコメントを打ち込んでいました。(写真の中と下)