12月8日 3年生の国語「奥の細道」の冒頭(旅立ちの)部分
- 公開日
- 2020/12/08
- 更新日
- 2020/12/08
お知らせ
★3年生の国語は、高校の先生による授業で、松尾芭蕉の「奥の細道」の冒頭部分(旅立ち・序文ともいわれる)の学習をしていました。
★「月日は百代の過客にして‥」で始まる冒頭部分を少し読み進むと、「‥やや年も暮れ、春立てる霞(かすみ)の空に、白川の関越えんと、そぞろ神の物につきて心をくるはせ‥」という部分が出てきます。今日は、ここのところを読んでいました。
★文章の中で「対句」になっているところを探した後、芭蕉の「旅支度」の様子が書かれている箇所「股引(ももひき)の破れをつづり、笠の緒つけかへて、三里(膝のつぼ)に灸すゆるより‥」の部分を取り上げ、「もし、みなさんが旅に出るとしたら、どのような旅支度をするか」と教師が投げかけます。
★生徒からは、旅にはお金が必要だから、「お金を用意する」「スマホをもつ」などの発言が次々となされます。昔の旅と言えば「命がけ」ですから、それなりの覚悟をもっての旅支度です。その感覚はなかなか生徒には分からないかも知れませんが、「みなさんが旅に出るとしたら‥」という問いも発しながら、授業が進んでいきます。
★このようにして、少しでも生徒が芭蕉の覚悟や思いを感じながら文章を読み味わってくれるとよいと思います。