学校のようす

11月13日 3年生の社会科「日本の財政を考えよう」(11月17日実施予定・財政教育プログラム)

公開日
2020/11/13
更新日
2020/11/13

お知らせ

★来週の11日(火)に、3年生の社会科授業の発展として、財務省の「財政教育プログラム」の特別授業が行われます。

★この授業を受講できる学校は、県内ではたいへん数が少なく、とても貴重な経験となります。昨年の3年生は「土曜スクール」の中で実施しましたが、今年は、平日の社会科の授業として行います。2年連続でこの授業を行うことができるのは、たいへんありがたいことです。

★当日は、財務省関東財務局・前橋財務事務所の職員のみなさんが大勢お出でになり、指導してくださいます。

★この授業のねらいは、財政に関する授業を通じて、社会問題を他人事ではなく、自ら考えなくてはならない問題だと生徒が感じられるようにすることです。そして、社会の仕組みや経済財政により深い関心をもつきっかけにすることです。

★現在、社会科の授業の中で、その事前学習として、例えば、毎年、国会で次年度の国の予算について長い時間をかけて審議しているが、「国の予算を考えることはなぜ大切なのか?」という本質的なことについて考えたり、歳入と歳出のバランスについて考えたり、日本の財政の現状と課題について学んだりしています。

★こうした事前学習をした上で、当日は「財務大臣になって国の予算をつくろう」というグループワークを行います。生徒はグループに1台与えられるタブレットPCを使って、グループごとに理想の国家予算を考えます。

★例えば、予算案を考えるときのグループのテーマを「高齢者に優しい社会と教育の充実」などと決め、その実現のためには、どのような根拠(理由)で「歳出予算」のどの項目を何パーセント「増額」「現状維持」「減額」するかをグループで話し合い決めていきます。「歳入予算」(税金)についても同様に根拠(理由)をはっきりさせて考えていくというものです。

★グループワークの後で、いくつかのグループに自分たちの考えた予算案を発表してもらい、それを聴き合うことで、予算編成には多面的な見方が重要であることや、多様な意見を集約するには話合いという民主主義的な過程が重要であることなどを認識できるようにしていきます。

★昨年に続き、今年の3年生も有意義な学習ができることをありがたく思います。

★写真は、社会科の授業の中での事前学習の様子です。