7月30日 国語・短歌の鑑賞文(2年生) その10
- 公開日
- 2020/07/30
- 更新日
- 2020/07/30
お知らせ
★佐佐木幸綱(1938年、東京生まれの歌人、国文学者。早稲田大学名誉教授。本名は「佐々木」だが、祖父、父に倣って「佐佐木」としている)の短歌を選んだ生徒の鑑賞文です。
のぼり坂のペダルを踏みつつ子は叫ぶ 「まっすぐ?」、そうだ、どんどんのぼれ
【生徒の鑑賞文】
この短歌を読んで言葉に出さなくても伝わる親子愛を感じた。息子がこいでいる自転車のうしろにいる父が静かで大きなエールを送っている情景が浮かんではこないだろうか。長い人生を歩んできた父だからこそ知る、困難へ進む息子を思う温かく偉大な歌だ。
★そうだ、どんどんのぼれ の言葉に「 」がついていないことから、実際に口に出したのではなく、心の中で強く思っている(応援している)お父さんの姿が目に浮かぶようですね。