7月30日 国語・短歌の鑑賞文(2年生) その9
- 公開日
- 2020/07/30
- 更新日
- 2020/07/30
お知らせ
★北原白秋の次の短歌を選んだ生徒の鑑賞文です。
病める児は ハモニカを吹き 夜に入りぬ もろこし畑の 黄なる月の出
【生徒の鑑賞文】
この歌には何ともいえない切なさと寂しさがある。「病める児」はたそがれ時に、自分の病気への不安や悲しさで胸がいっぱいになり、その気持ちをどうにかしようとハモニカを吹いたのだと思う。「黄なる月の出」という体言止めからも、静かな夕暮れとハモニカの余韻を感じる。