国語の「読書記録&言葉の手帳」から 3年生
- 公開日
- 2019/03/01
- 更新日
- 2019/03/01
学校行事・学校生活
1年生から続けてきた、国語の記録ノート。今回最終の提出をしてもらいました。読んだ本、出会った言葉、大好きな歌の歌詞、最近見た映画の批評、自作の俳句や詩、興味をもった新聞記事などなど多岐にわたってためてきたノートもあります。共感したり感心したり思わず笑ってしまったり、毎回楽しみに見せてもらっていました。今回、特に印象に残ったものを紹介します。筆者はいろいろなジャンルの本をたくさん読んでいます。本からたくさんのことを吸収していることがよくわかります。
「羊と鋼の森」(宮下奈都)を読んで
僕がはじめに感じたことは、人生は山の中の森を自分なりに歩くということ。人間は一人一人違う感覚や、考え方がある。だから一人一人目標という山が異なる。同じ山であっても、山頂(ゴール)を目指すまでのルートは必ず異なる。森の中で、がむしゃらに歩く人や、一本の木を見つけ、その木に立ち止まる人、不安になり助けを求める人、木に登り、山頂までの最短ルートを探る人、それぞれだ。だからその人達の進んだ道に良いも悪いもない。人生とはどんな山を目指し、どんな森を行き、どんなことを体験したかというものだ。人の人生を人が評価することは出来ないと思う。