6年児童の書評の紹介 「君の脾臓をたべたい」
- 公開日
- 2021/02/24
- 更新日
- 2021/02/24
おしらせ
6年生の国語では、これまでに読んだ本の中から好きな本について書評を書き、紹介し合う学習を行いました。自分を勇気づけてくれた本や、これからの生き方の参考にしたい本などを選び、書評を書きました。書かれた書評からは、その本が子供たちにとってどのような意味があるのか、どんな人に読んでほしいと思っているのかが伝わってきました。児童の書評を紹介します。(6年学年通信より抜粋)
「一日を大切に」
この話は、高校生の「ぼく」が『共病文庫』を拾い、それがクラスメイトである山内桜良の秘密の日記帳であること、そして、彼女の余命がもう長くないことを知ります。そこから、二人の物語が始まっていきます。
この話を通して私が感じたことは、誰にでも明日の保証があるわけではなく、一日の価値は誰にでも同じだと言うことです。
「他人に興味のないぼく」が「日常のない彼女」にふりまわされながらも、いつしか、互いに必要な存在になっていきます。
もし、「明日でいいや。」と先のばしにしてしまったり、「明日が来ないでほしい。」と思ったりしたら、ぜひこの本を読んでください。一日をていねいに、大切に生きる桜良と「ぼく」の姿に教わることがたくさんあると思います。