1年生の国語「鑑賞文を書く」授業 その6
- 公開日
- 2021/03/12
- 更新日
- 2021/03/12
学校行事・学校生活
生徒が書いた鑑賞文(その3)です。
「ゲルニカの叫び」(ピカソ『ゲルニカ』の鑑賞)
いったいどんなことが描かれているのだろう。じっと見つめると、人々の苦しむ声や叫び声が聞こえてくる。
耳を澄ませてみてほしい。泣き叫ぶ声が聞こえてはこないだろうか。それは左の我が子を抱えて上を向いている女性の声だ。子供も殺されたのだろうか。皆が逃げ惑い、叫び声や足音の騒音の中、この悲痛な泣き叫ぶ声は私達にはっきりと聞こえてくる。そして、この絵を見た人の記憶に残り、決して消えることはない。
私は、この絵から虐殺の苦しみや悲しみを感じた。この絵の中の人々の表情から感じ取れる声は、私達に言葉では言い表すことのできない強い怒りや苦しみを訴えてくるようで、とても心が揺さぶられる。