1年生の国語「鑑賞文を書く」授業 その4
- 公開日
- 2021/03/12
- 更新日
- 2021/03/12
学校行事・学校生活
1年生「鑑賞文を書く」授業の最終回です。求輝生は毎時間、言葉や表現と格闘しましたが、ひとりひとりの成長を見ることができました。「自分の力をワンランク上げることができた。」「鑑賞文を書くのは苦手だったので、今回の授業で上手になって良かった。」などの感想から、求輝生にとっても自信につながる学習になったことがうかがえました。最終的に、300字という限られた分量の中で、鑑賞文という1つの作品をしっかり書き上げることができました。
以下は生徒が書いた鑑賞文です。(国語担当)
「暖かいコーヒーとともに…」(ゴッホ『夜のカフェテラス』の鑑賞)
夜の暗闇の中に広がる、カフェの暖かい灯り。この絵には、カフェにいる人々の明るく優しい雰囲気が漂っている。夜空の群青色に暖かいカフェがオレンジ色・黄色で明るく描かれている。空にはたくさんの星がキラキラと瞬き、幻想的である。奥に続く住宅街の暗さがカフェの明るさを引き立て、明るい雰囲気で包み込んでいる。カフェはたくさんの人々でにぎわっているわけではない。数人の大人達がテラスに座って会話をしているだけだ。だから、ただ明るいだけでなく、大人の落ち着きのある感じがするのだろう。
夜空と住宅街の暗さがカフェの明るさを引き立て、大人達の楽しい会話から、人々の暖かみや優しさで心も暖かくなるだろう。