1月19日 3年生の国語「奥の細道」(「平泉」の章)の様子(1)
- 公開日
- 2021/01/19
- 更新日
- 2021/01/19
お知らせ
★3年生は、高校の先生による「奥の細道」の中の「平泉」の章を学習しています。
★松尾芭蕉が岩手県南部の平泉(平安時代に奥州藤原氏という一族が治めていた)を訪れた時、往時を想いながら書いた部分です。
★今日の学習は、有名な「夏草や兵どもが夢の跡」という句に続くところで、教科書の次のような記述の部分を学習していました。
かねて耳驚かしたる二堂開帳す。
経堂は三将の像を残し、
光堂は三代の棺を納め、
三尊の仏を安置す。
七宝散り失せて、
玉の扉 風に破れ、
金の柱 霜雪に朽ちて、
既に頽廃空虚の草むらとなるべきを、
四面新たに囲みて、甍を覆ひて風雨を凌ぎ、
しばらく千歳の記念とはなれり。
五月雨の降り残してや光堂
★今日は、この部分に「数字が多用されていること」に着目させ、その表現上の効果について生徒に考えさせていました。
★確かに、「二堂」「三将」「三代」「三尊」「七宝」「四面」「千歳」「五月雨」などが次々に出てきます。なぜ芭蕉は、このように(漢)数字を多用したのか、その意図や表現上の効果は?という課題です。