男子 厨房に入るべし!?(2)
- 公開日
- 2020/05/27
- 更新日
- 2020/05/27
お知らせ
前回のブログの続きです。先生が何を作ったのか紹介します。
今回料理を作るときに心掛けたことは、なるべく多くの野菜をとるということです。好きなものばかり食べていると、栄養的に偏ってしまい、免疫力を損なう恐れがあるからです。
この日の夕食の主菜は「鶏ひき肉と豆腐のハンバーグ−きのこ・たけのこ餡−」です。作り方の細かな所は省略しますが、鶏ひき肉に細かく切った野菜をたくさん入れ、それに豆腐を混ぜ、焼いたものです。野菜を多くとるということで、人参、キャベツの芯、長ネギ、レンコンなどをいれました。ソースは餡かけです。きのことたけのこを和風の味付けで作りました。
で、副菜には春キャベツと新玉ねぎのコールスローサラダ。これもキャベツを千切りに新玉ねぎもうすくスライしてマヨネーズベースで味付けするというお手軽料理です。これらのおかずにご飯という組み合わせでした。
家族からも好評でしたが、せっかくなので栄養学的にどうなのか、二宮先生に聞いてみたところ「主食、主菜、副菜とバランスばっちりです。」とうれしい評価でした。
ここで注目なのは、旬を迎えた春キャベツ、新玉ねぎを使ったということです。(「旬」については技術家庭の授業で扱います。3年生は昨年度勉強しましたね、覚えていますか?たけのこは「なごり」の食材にあたります。「はしり」「旬」「なごり」、季節感を大切にする日本料理でよく使われる言葉ですが、家庭の料理の中でも反映されます。詳しい話は梅澤先生に聞いてみてください。)
旬の野菜は栄養化も高く、値段が安いという利点があります。ちなみに新玉ねぎは先生の家の畑で収穫したもの、キャベツは近所の方のおすそ分けでいただいたものです。どちらも今の時季が非常に美味しいです。
人は日々の食事からしっかりと栄養を補給することで、しっかりとした体を作ることができます。料理をすることで、栄養的な側面から自分の健康、そして食べてくれる家族の健康のことまで考えることができます。
また、日々の食事は栄養だけではなく、準備の時間や食費の面など様々なものがかみ合わさっています。こうしたことに気を配りながら日々の食事の準備をしている家族には本当に頭が下がります。だからこそ、「ご馳走様でした」の感謝の気持ちを伝えられるといいと思います。 (諏訪)