男子 厨房に入るべし!?(1)
- 公開日
- 2020/05/27
- 更新日
- 2020/05/27
お知らせ
こんにちは。3年5組担任、社会担当の 諏訪 和徳 です。
新型コロナウィルスの感染拡大により、新しい生活様式というものが出されました。これからの時代、少なくとも何年かはマスクをつける、手洗い・うがいの徹底、三密をさけるなど、これまでとは異なる生活が必要となってくるのでしょう。
先生たちも、在宅勤務ということで学校ではなくそれぞれ自宅で授業や課題を作成したり、会議の資料を作成したり、今までとは異なる仕事の仕方で生活を送っています。慣れない生活ではあるけど、先生はこれをマイナスと捉えるのではなく、「新しいことにチャレンジできる機会が増えた。」と捉えてみました。ただ、「せっかくだから、何か新しいことを・・・」とも考えたがこれといってすぐに思いつきませんでした。
でも、しばらくすると知らぬ間に先生は新しいチャレンジをしていることに気付きました。それが、「食事の準備」です。在宅勤務で少し時間に余裕もでき、他の家族が仕事に出ていることもあることから、「時間もあるし、作ってみるか」という流れになりました。
昔は「男子厨房に入るべからず」という言葉でしたが、今は男女平等社会の実現が叫ばれています。仕事などの社会生活面だけではなく、男の人も家事参加することが当たり前になっていますからね。
そして、この実際に食事の準備から様々なことに気付くことができました。例えば、「さっそく料理開始」と、意気込んでみても、今度は何を作ったらいいかがすぐには出てきません。最初は、自分の好きなものなどが中心となっていましたが、そればかりだと飽きてしまいます。それじゃと思い家族に「何が食べたい?」とあらかじめ聞いてみると「まだ、時間が早いからわからない」「なんでもいい、まかせる」など、参考になる意見が出されない。「なんだよ、まったく」と思ったときに「あれ?そう言えば自分も同じようなことを口にしていたなぁ」なんて気付くことができました。みなさんはどうですか?心当たりありませんか?
実際の料理過程では、そんなにしょっちゅう作るわけではないので手際はあまりよくありませんでした。でも、何度かやるうちに作業が効率化されるんですね、例えば玉ねぎを切りながら、次はフライパンを火にかけて、なんて具合に。すると、ここでも気付くんですね、「あぁ、段取りとか先を見るって大切だな」って。限られた時間で常に手際よく料理をするってなかなか難しい。これを毎日している人に感謝だなって改めて思いました。そして、「『段取り・先を見る』って他でもきった使えることだな」って考えるようになりました。
と、このように料理から様々なことを気付くことができましたが、「何より大事なだなぁ」って思ったことがあります。それが「ご馳走様でした」です。
どうして、食事の最後に「ご馳走様」というのかわかりますか?「ご馳走様」は作ってくれた人への感謝を表す言葉です。昔々、誰かお客が来るとなると、その人のことを考え、できる限り手をかけ、そして何より自ら足を使って食材を集めてまわらなければなりませんでした。そうした心遣いを受けたお客がもてなしてくれた主人に対して「ご馳走様でした」と走り回ってまで用意をしてくれたことへの感謝を伝えたとことが始まりだそうです。今回、先生は食事の準備をしたことで、「感謝の気持ち」に改めて気付くことができました。皆さんも、食事が当たり前に出ていることに、何も疑問を持たないことがないように、「ご馳走様でした」の一言に感謝の気持ちを込めてはいかがでしょうか?
さて、「実際に先生は何を作ったの?」という疑問を持った人もいると思うので、ある日の食事のメニューは次のブログで紹介します!