学校日記

卒業生の皆さんへ

公開日
2025/03/11
更新日
2025/03/11

学校行事・学校生活

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教務主任の先生から最後の「相棒」です。


いよいよ卒業式目前です。3年生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。皆さんは小学校1年生から9年間、毎日、毎日、積み重ねてここまで来ました。あと数日で義務教育も終わりを迎えます。

 私も教員になって28年になります。この間に、たくさんの生徒と出会い、中学校から高等学校に送り出してきました。担任として、学年主任として、教務主任として様々な形ですが、この卒業を迎える時は、「本当に大きな節目だなぁ」と感じます。同時に卒業式の素晴らしい思い出もたくさんあります。

 昔の話になりますが、卒業にあたりクラスの生徒たちから手紙をいただきました。その中で「先生は、3年生の担任を何度もしていますが、生徒が卒業する時の気持ちは悲しいですか?それとも嬉しいですか?」と書いてありました。それを読んで、私は思わずハッとしました。まず思ったのは「どっちなんだろう?」です。卒業の日のことはたくさんの思い出があり、どれも素晴らしく、忘れられないものばかりです。その時の自分の気持ちはあまり考えたことはありませんでした。しかし、その文章を読んで、改めて考えてみると、卒業は別れでもありますが、新たなステージへのスタートでもあります。卒業して自分の夢に向かう新たなステージに向かうことは、悲しいことではないな、と考えました。その生徒も月日が流れ、もう30歳くらいでしょうか、きっと自分の夢に向かって頑張り、今頃は社会人として、家庭をもち頑張っているのだと思います。

 皆さんには、これからの人生を歩む中でたくさんの可能性があります。ぜひ、夢を大切にして、これから夢に向かって頑張ってほしいです。私から、夢の実現に向けて餞(はなむけ)を送ります。(あくまでも個人的な意見です。)

 1つ目、皆さんは、これから人生を送る中で、たくさん人と出会います。例えば、高校、学生になってからの同級生や先輩後輩、社会人になってから職場の人や取引先の人、様々な出会いがあるはずです。そこには、素晴らしい出会いもあれば、 そうでないこともあるかもしれません。そのたくさんある出会いの中で、特に素晴らしい出会いがあってお世話になった人がいたら、お礼を手紙やメールなどで送ることです。その手紙やメールを送った人がまた違った形で皆さんとの縁を作り、何かのときにきっと皆さんの力になってくれるはずです。私は今までたくさんの人からサポートしていただき、今の自分があると思っています。ぜひ、お世話になった人にお礼の手紙やメールをたくさん送ってください。夢に進むために力になってくれる人が現れるはずです。

 2つ目は、夢をあきらめないでください、ということです。これはよくある言葉かもしれませんが、私は夢が叶わないのは夢をあきらめるから叶わないのだと考えています。夢を叶えること、それは女神様のような見えない存在があって、皆さんの夢を実現させようとする本気の気持ちを確かめてきます。簡単には叶えさせてくれません。何度も何度も心を折られ、つまづかせ、気持ちを試されます。その時、1回、2回の失敗で「もう、ダメだ。」とあきらめれば、そこで試合終了です。失敗して心を折られた時は、本当に辛いですが、少し心を休めて、あきらめずにまたチャレンジしてほしいです。これも皆さんの力を試されているのだと思います。あきらめた人から脱落していくので、ぜひ、納豆みたいに粘って食らいついてください。

 この2つのことは、私が個人的に考えていることなので、絶対にそうだとは言えません。しかし、私が今まで生きてきて色々なものを見てきたり、自分自身で経験したりして、「本当にそうだなぁ」と思っていることです。

 昨年度の3年生が合唱で歌った曲の1つの歌詞に

 「あぁ答えがある問いばかりを教わってきたよ だけど明日からは 僕だけの正解を探しにゆくんだまた逢う日まで」

  「制限時間は あなたのこれからの人生」

  「解答用紙は あなたのこれからの人生」

  「答え合わせの時に私はもういない」

 「たがら採点基準は あなたのこれからの人生」

とありました。

 きっとこれから皆さんは色々な道を通りながら自分自身の「正解」を探していくのですね。皆さんのこれからのご活躍と夢の実現をお祈りしています。ご卒業、おめでとうございます。それと節目になる卒業式、みんなで素晴らしいものに作り上げましょう!!