学校日記

【積善の家には必ず余慶あり】  マスクをあたたかく受け取っていただいた御礼

公開日
2020/05/20
更新日
2020/05/20

おしらせ

毛里田小保護者の皆様へ


〜PTA作成のボランティアマスクをあたたかく受け取っていただいたことの御礼〜

いつも、大変お世話様になります。
ここ最近は、暑い日もあれば、肌寒い日もあり、保護者の皆様、もりたっこたちは、元気でお過ごしでしょうか。

さて、毎日毎日、家事や仕事や子育て等に追われる中で、コロナ渦に対応するための様々な気遣いが常時あり・・・、さらに、我が子のために、学校のブログやメールを読んでいただいたり、課題を確認していただいたり・・・と、このような日々の家庭でのお父さん、お母さん方の姿を思い浮かべると、「生まれてきてくれてありがとう。毎日、がんばって生きている、これが○の意味ですよ。」という言葉を、そのまま、親御さんにお渡ししたい気持ちになるときがあります。

たぶん、長い長い苦悩の時代を家族で乗り越えていった「我が家の歴史」として、ご家族一人一人の記憶に、刻まれている日々と思います。




実は、すでにお気づきの保護者の方もおられると思いますが、毛里田小は、昨年度から一貫して、「みんな○」の毛里田小を目指すこと、子どもたちには自分で自分のめんどうをみる力を高めていくことの2点をお願いしてきました。

「みんな○」とは、昨年度卒業していった6年生たちがつくってくれた言葉です。今でも、給食を当時の6年生のもりたっ子全員と食べられなかったことを思うと、無念さがこみあげてきますが、彼らの残してくれた言葉を大事にしながら、今年も学校経営をしています。「みんな○」の語源は、自分も○、友達も○、クラスも○、学年も○、学校も○、お父さん、お母さん、おうちの人も含めて地区の人たちも○・・・・・、といつも話していたことを、6年生たちが、「それなら、みんな○」だな、と運動会の路上駐車禁止のポスターで使ってくれたのが、きっかけです。

今回、実はマスクを配布するにあたり、いくらボランティアとは言え、マスクの布地もサイズもできばえも、様々なものがあるため、校長とPTA会長さんとで次のような反応も想定し、対応しようという話になっていました。


「こんなマスクなら、うちはいらないです。」とか、「いろいろと気になるところがたくさんあるマスクなので、もっと出来のよいマスクはありますか?」のようなご意見や質問をいただくかもしれないと思っておりました。


ところが、課題と一緒に配布したので、すでに全部のお宅に届いてしばらくたちますが、本当に、一件のマスクに関わる苦情や取替依頼をいただかなかった・・・・ということを、学校評議員会議で報告したところ、「校長さん、ぜひ【毛里田プライド】を育てましょうよ!」というご助言をいただいたわけです。

毛里田小の「みんな○の子どもたち」のお父さん、お母さんたちは、やはり「みんな○」の人たちであったこと、言い換えれば、毛里田地区の人たちの人情味あふれる対応や、その心意気に、学校は本当に頭の下がる思いであったことをお伝えしたいと思いました。


結びに【積善の家には必ず余慶あり】(せきぜんのいえにはかならずよけいあり) という言葉をご紹介します。「善行を積み重ねた家は、その報いとして子孫に必ず幸福がおとずれる」という意味です。きっと、毛里田地区は、ずっと人を大切にしてきた歴史のある地区であることを感じます。もりたっこのどこのお宅も【積善の家には必ず余慶あり】だと思います。保護者の皆様、今後もどうぞよろしくお願いいたします。