5年生・情報モラル学習
- 公開日
- 2017/12/11
- 更新日
- 2017/12/11
おしらせ
12月5日に、太田警察署の方をお招きして、情報モラルについての学習をしました。
情報モラルとは、「人が情報を扱う上で求められる道徳。特に、情報機器や通信ネットワークを通じて他者と情報をやり取りするにあたり、他者や自らを害することが無いよう身に付けるべき基本的な態度や考え方のこと」です。
今回の講習では、インターネットのチャット機能でのトラブルについて、2つのケースが紹介されました。
1つ目は、小学6年生の女の子が、インターネットで知り合った人に自分の画像を送り、被害にあうという内容でした。相手は女性になりすました男性で、言葉巧みに主人公の女の子をだまして、画像を送らせていました。ネットでつながっている全ての人が情報モラルを守っていれば、このような事例が起こりませんが、そうとも限らないので注意が必要ですね。
2つ目は、小学6年生の男の子が、チャットによる友だちとの会話で、伝え方が不適切であったため、友だちと不仲になるという内容でした。チャットでは、文章や絵文字による表現だけなので、表情や感情は伝わりにくいものです。伝える側の努力は、とても大事ですが、受け取り側も配慮してあげられるとよいコミュニケーションが図れると思います。
インターネットではさまざまな問題が起こっており、児童生徒を不用意にネットワークに参加させることは、予想もできない危険にさらすことになりかねません。しかし、モラルは、様々な場面での的確な判断力を養う基礎になるのですから、ただ危険を避けるノウハウを知っているだけでは、「情報社会に参画する態度」を育成することができません。「情報の科学的な理解」「情報活用の実践力」の育成のバランスのなかで危険回避の判断力を育成していくことが大事です。以上の理由から、インターネットにつながる機器(タブレットやスマートフォン・ゲーム機など)は、保護者の管理のもと、子どもに使用させることが必要となります。