全校朝会での校長の話です
- 公開日
- 2021/03/02
- 更新日
- 2021/03/02
お知らせ
以下は全校朝会(放送)での校長の話です。
皆さん、「継続は力なり」という言葉を知っていますか。知っている人も多いと思いますが、「努力を続けることで、自分の力になったり、成果が出たりする」という意味です。
私は「継続は力なり」という言葉を大切にし、今年度続けていることがあります。それは、毎朝、玄関で児童の皆さんに挨拶をすることと、毎日学校ホームページでブログを作成し学校の様子を保護者や地域の皆様にお伝えすることです。挨拶を続けることで、皆さんからも気持ちの良い挨拶をしてもらえるようになり、1日を気持ちよく始めることができています。また、毎日ブログで学校の様子を伝えることで毎日200人以上の方に見ていただけるようになりました。続けることの大切さや効果を感じているところです。皆さんも続けていることがあると思います。
さて、毎日勉強を続けることや、運動を続けること、早寝早起きを続けることなど、努力を続けることで自分の力になったり、成果が出たりします。また、続けることで習慣になるのですが、みなさんは生活習慣や学習習慣などの言葉と意味を知っていますね。学力や体力を伸ばしたり、人として成長したりするためには、地道な努力を続けること、習慣を身に付けることが大切です。
例えば、豊かな学力を身に付けるためには、次のような習慣が身に付くとよいでしょう。
○人の話を落ち着いて聴ける習慣 ○集中して物事に取り組める習慣
○毎日家で机に向かう習慣 ○夜、時間割りを調べて準備をする習慣
○提出物を期限までに出す習慣 ○毎日、本を読む習慣 などです。
このような習慣を身に付けるには、はじめに、自分はこうなりたい・こうしたい、これができるようになりたい、などという目標や目指す自分の姿をもつことが大切です。そして、まずはやってみる、一歩を踏み出してみることから始まります。一日一日を積み重ね、続けることで習慣が身に付くことになります。
ただ、続けることは簡単ではないですよね。皆さん、三日坊主という言葉を知っていますか。やり出しても2・3日しか続かない、あきっぽくて、長続きしないという意味です。三日坊主でなくても、なかなか続けることは難しいですよね。
そこで、大切なことは、続けることを楽しむことです。読書をするのが好き、運動をするのが楽しいなら、工夫をしなくても長く続けられるでしょう。ただ、目標や計画がなかったり続けることがつらかったり楽しくなかったりすれば、続けることは難しいでしょう。
縄跳びを例にすれば、ただ跳び続けるのではなく、目標や計画を立てたり、様々な技にチャレンジしたりするなど工夫をし、楽しみや達成感・充実感を感じられるようにすることが大切です。仲間と励まし合うこと、喜びを分かち合うことも大切ですね。自分にご褒美をあげるなど工夫をしてもいいですね。
いくつか天才と呼ばれている人の言葉を紹介しましょう。
○発明家のエジソン「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」
○将棋の羽生善治さん「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私はそれこそが才能だと思っている。」
○野球のイチロー選手「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」
3人の言葉から、はじめからできる人はいない、努力してできるようになるのだということ、大変なこと・つらいことでも努力を続ける忍耐力を身に付けることが大切だということが分かります。
さあ、みなさん、気持ちや心がけ次第です。知っていることやできることを増やすことで、人生楽しく豊かになります。ぜひ、「継続は力なり」を頭におき、様々なことにチャレンジし、粘り強く続けていってください。まずは、チャレンジする何かを決め、一歩を踏み出しましょう。期待しています。