避難訓練を実施しました
- 公開日
- 2020/12/09
- 更新日
- 2020/12/09
お知らせ
<避難訓練の際の校長の話>
今日の訓練は、地震と地震による火災が起きた時の避難訓練でした。皆さんは、避難する時に、おさない、走らない、しゃべらない、もどらない(お・は・し・もの約束)を守り、素早く安全に避難することができましたね。放送による避難指示から全員が避難場所の校庭に整列するまでの時間は3分45秒でした。とても素晴らしいと思います。
さて、皆さん、「釜石の奇跡」を知っていますか。東日本大震災が起こったとき、地震により津波も発生しました。岩手県釜石市では、市内の小中学生、ほぼ全員が津波の難を逃れることができました。それは、日頃から小中学生が避難訓練を真剣に行っており、実際に地震が起きた時に自分たちの判断で予定されていた避難場所よりさらに高台に逃げて命を守ることができたのです。そして、逃げる際には中学生が小学生の手を引いたり、幼児が乗るベビーカーを押して走ったりするなど、みんなで声をかけ合い助け合いながら自主的に避難することができたのです。まさに、自らの命を自ら守ることができたのです。
皆さんは、避難訓練に真剣に取り組むことができました。そこで、考えてもらいたいことは、登下校時に地震が起きたらどうしますか、学校以外で地震や火災にあった時にどうしますか、ということです。登下校時に大きな揺れがあった時は、近くの建物の窓ガラスが割れて落ちてくることやブロック塀や木が倒れてくることもあるでしょう。まずは、建物やブロック塀から離れて頭を守りながら低い姿勢で揺れがおさまるのを待つことです。
そのように、今回の避難訓練をきっかけに、様々な場面で地震や火災などが起こったらどうするかを考えたり、どうしたらよいのかを調べたりするとよいと思います。ぜひ、自らの命を自ら守ることができるようになってください。