学校日記

人権週間が始まりました

公開日
2020/12/01
更新日
2020/12/01

お知らせ

 人権週間の始まりにあたり、校長として以下のような講話を全校児童に放送にて行いました。

 12月10日は世界人権デーです。そこで、城西小学校では今日からの一週間を人権週間とします。人権というと少し難しいですが、一人一人が生まれた時から持っている「一人の人間として命が守られ幸せに生きる、自分らしく生きる」権利のことです。

 一人一人には、良いところ、素敵なところ、他の人とは違うところがたくさんあります。それを個性と言います。みんながみんな違うように、全部が同じ人なんて誰もいません。みんな違って、みんないいのです。人権週間は、一人一人の違いや個性を認め合いながら、自分や友達の良いところをたくさん見付けてみる一週間になると良いと思います。

 この世の中には、残念ながら、いじめや虐待、外国人や障がいのある人、弱い立場の人などに対する差別や偏見など、様々な人権問題があります。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、感染者や医療従事者、その家族などに対する差別や偏見といった人権問題も発生しています。さらに、SNS上で友達や他人に悪口を書いたり、名誉やプライバシーを侵害したりするような人権問題も発生しています。

 大人の社会や遠い世界のことではありません。みなさんの周りでも、友達の悪口を言ったり、みんなと違うからと無視や仲間はずれ、ばかにしたりするなど、人権問題が起きていませんか。

 一人一人には自分らしく生きる権利がありますが、みんなが自分勝手な行動をしたらどうなるでしょう。嫌な思いをする人もでてきますよね。一人一人の違いや個性を認めるとともに、相手の気持ちを考え、思いやりの気持ちを持って接するあたたかく優しい心が大切なのです。それが人権を尊重することになります。

 人権問題がなくなり、一人一人の人権が守られた平和な社会にするために、子供から大人まで、すべての人が人権について考える一週間にしましょう。