3年生「太田中・紅白俳句バトル」(3C)第四試合
- 公開日
- 2022/02/10
- 更新日
- 2022/02/10
3年生
★3年C組第四試合の様子です。
【白組】
決闘だ 猫と僕とで ストーブ前
【紅組】
白息(しらいき)が 夜空に溶けて 利鎌冴ゆ(とがまさゆ)
【白】の句は、とてもシンプルです。読んですぐ情景が目に浮かびます。冬の寒い日に作者がストーブにあたろうとすると、すでに猫がストーブ前を占領している。作者はなんとか猫の隣で割り込むように頑張っている。そんな様子を「決闘だ」とユーモラスに表現しています。
【紅】の句は、冬の寒い夜の情景です。下の句の「利鎌」は「切れ味のよい鎌。鋭利な鎌」のことです。「利鎌の月」という言葉もあり、これは、鎌のように鋭い形をした三日月のことを表します。作者の吐く息が冷たく澄んだ夜空に白く溶けていき、空には冷たく澄んだ三日月が出ているという情景なのだそうです。
★この対戦は「白1−紅4」で、紅の勝利となりました。四試合目で初めて紅が勝ちました。