1年生の道徳「選手に選ばれて」の授業の様子(1)
- 公開日
- 2021/05/26
- 更新日
- 2021/05/26
1年生
★1年生の道徳の授業の様子です。この時間は、教科書の「選手に選ばれて」という教材を使って学習していました。
★教材の内容は、主人公のA君が学級の選挙でみんなからリレー選手に選ばれたが、勉強に専念したいという理由で「今年は出場しない」と異議を申し立てます。一方、そんなA君に対して学級のみんなは、「選ばれた以上、クラス全員の代表として出場する義務がある」と主張します。
★これを受けて、教師が生徒に投げかけます。
「選ばれた以上、クラス全員の代表として出場する義務がある」というクラスのみんなの意見をどのように思うか?
★生徒は、一人一人が「心情円」を使いながら考えます。心情円とは、話の中に出てくる登場人物や自分の心の葛藤を2色の色の割合で表す道具です。
★言葉では表現しにくい微妙な心情や思考の変化を可視化することで自分の揺れ動く気持ちを見つめ直したり、他の人の心情円と比べてみて考えを交流し合ったりする際に使います(写真の真ん中と下)。
★教師の投げかけに対して生徒は、
「みんなの言うとおりA君は出場する義務がある」と考えればピンク
「A君はリレーに出なくてもよい(権利がある)」と考えれば青
★生徒は、A君の気持ち(出ないという権利)を尊重すべきが、みんなの言うとおりA君にはクラスの代表として出る義務があると考えるかで揺れています。
★各自が自分の考えをもてたところで、グループの友だちとお互いの考えを交流し合います。