10月7日 3年生の国語(古文)「係り結び」
- 公開日
- 2020/10/07
- 更新日
- 2020/10/07
お知らせ
★3年生の国語(古文)、高校の国語担当の先生による「係り結び」の授業の様子です。
★「係り結び」とは、文の内容を強調したり(強意)、疑問を表したりするときに使います。文の中で「ぞ・なむ・や・か・こそ」の「係助詞」が出てくると、文末の活用形が、「連体形」や「已然形(いぜんけい)」になるきまりがあります。
★「係りの助詞」(係助詞)と「結びの語」の関係で、「係り結び」と呼びます。係り結びは大きく分けて次の三つになります。
(1)文の中に「ぞ・なむ」が出てくると、文末は「連体形」となり、意味は「強意(強調)」になります。
(2)文の中に「や・か」が出てくると、文末は「連体形」となり、意味は「疑問(反語の形)」になります。
(3)文の中に「こそ」が出てくると、文末は「已然形(いぜんけい)」となり、意味は「強意(強調)」になります。
※普通は文末は「終止形」になりますが、「係助詞」が出てきたら、文末の活用形が「連体形」や「已然形」に変わるというわけです。
【例】「‥とこそ聞こえけれ」なら、「こそ」が出てきましたので、文末は終止形の「けり」ではなく、已然形の「けれ」になります。
★始めは少し難しく感じるかも知れませんが、文の中に「係助詞」の「ぞ・なむ・や・か・こそ」を見つけられれば、あとは、「係り結び」のきまりにしたがって、文末の活用形がどうなるかを覚えておけば大丈夫です。
★上の写真は、この時間の学習プリント、真ん中は、黒板に出て「係り結び」についてまとめる生徒、下は、高校の先生の説明をじっと聞く生徒の様子です。