7月22日 国語・短歌の鑑賞文(2年生) その1
- 公開日
- 2020/07/22
- 更新日
- 2020/07/22
お知らせ
★2年生の国語では、「短歌」を学習をしています。ここに紹介するのは、生徒が好きな短歌を選んで書いた「鑑賞文」です。鑑賞文は、100字程度で書くという条件が付けられています。生徒はそれぞれの歌の大意(おおよその意味)を理解してから鑑賞文を書いていますが、自分の感じ方も含めながらよく書けていましたので紹介いたします。
★寺山修司の次の短歌を選んだ生徒の鑑賞文です。
わが夏を あこがれのみが 駆け去れり 麦藁帽子を 被りて眠る
【生徒の鑑賞文】
この歌においての「わが夏」とは憧れのみを追い求めていた少年時代のことなのだろう。麦藁帽子を被っているということは夏の暑い日なのだろう。その暑い日がある日の少年時代と重なり、懐古していると思うと、どこか切なく、それでも眠るという動作に優しさがうかがえる歌だ。
★麦藁帽子が、少年時代の暑い夏を思い起こさせます。