7月9日 通常登校2週目〜1年生の数学の様子(2)
- 公開日
- 2020/07/09
- 更新日
- 2020/07/09
お知らせ
★先ほどの授業の続きです。四則の混じった計算の習熟を図った後、授業後半のメインは、「分配法則」についての学習です。
★{(-7)+(-3)}×5=(-10)×5= -50
教師:「普通に計算するとこうなりますよね」
生徒:「ぼくは違うやり方でやります。言ってもいいですか?」
教師:「どんなやりかたかな。言ってみていいですよ」
分配法則を知っている生徒が発言します。
(-7)×5+(-3)×5= (-35)+(-15)= -50
教師:「なるほど、これでもできますね。」
教師:「でも、いつもこのやりかたでできますか?」
教師:「どうすれば、このやりかたでいつでもできると言えますか」
生徒:「7と5と3の数字のところを別の数字にしてやってみる」
生徒:「1と2と3とか、4と5と6とかでやってみる」
教師:「でも、数字は無限にあるから、いちいち別の数字を使って確かめるのは面倒だね。どうしますか?」(と言って教師は、次のように黒板に書きます。)
(a+b)×c=a×c+b×c
教師:「こう書くのはどうかな?これを、何かを使って説明できませんか」
生徒:「面積」(という声が聞こえます)
教師:「では、この図を使って説明を考えてみてください」(と言って教師が長方形を黒板に書きます)
★生徒は、この長方形の図を使いながら、ノートに自分の考えを記入します。その後、黒板で自分の考えを説明します。こうした教師とのやりとりを通して、生徒は分配法則の意味を理解していきました。