NZ語学研修 6日目
- 公開日
- 2018/08/28
- 更新日
- 2018/08/28
学校行事・学校生活
今朝は9度程まで気温が下がり、生徒は皆一層寒そうに登校して来ました。現地校“Fairfield Intermediate School”では毎朝、校長先生や当番の生徒が校門に立ち、登校してくる生徒一人一人と握手を交わしながら挨拶をする習慣があります。本日早く登校してきた生徒は当番の現地校生徒に交じり、この挨拶の列に加わりました。現地校の生徒とも太田中の生徒とも笑顔で握手と挨拶を交わすことができ、気持ちよく一日をスタートさせることができました。
今日最初のレッスンは、週末どのように過ごしたか?との先生の問いから始まりました。一人ずつホストファミリーが連れて行ってくれた場所、食べたもの、過ごした時間について発表をしていきます。ショッピングに行ってお土産を買ったり、ガーデンや山・滝を見に行ったと言う生徒、中にはホストファミリー同士が友達のため、何組かの家族が合同で出かけたと言う生徒たちもいました。昨日は快晴で暖かい一日だったので、ビーチに行ったと言う生徒も。冬とは言え昼間は16、7度まで気温が上がる日もあるため、ビーチに出かけることはニュージーランド人にとっては定番ですが、生徒にとってはまさか冬に砂浜を走ることができるとは思っていなかったようです。初めは何を話しているか全然わからないと言う生徒がほとんどでしたが、ホストファミリーと一日を過ごし、少し耳が慣れて来たかも、と言う声も聞かれました。その後の授業ではニュージーランドの食べ物について学びました。先生方は実際にジュースやお菓子、ポテトチップスなどを準備してくれ、ゲームをしながらそれぞれ口にするチャンスがあります。食べてみた感想を求めると、お菓子については「おいしい」の他「甘すぎる」と言う生徒が多くいました。ニュージーランドの名物であるマーマイト(塩気の強いペースト)についてはほとんどの生徒が口に合わなかったようで、これは先生方も予想通り、とのこと。
午後からは学校の向かい側にあるFairfield Primary Schoolを訪れました。ちょうどお昼休みに到着したので、20分ほど自由に子どもたちと遊ぶ時間が取れました。5歳から10歳の子どもたちは皆元気に声をかけてくれ、はじめは戸惑っていた生徒たちも一緒に走り回るようになるまで時間はかかりませんでした。子どもの英語はわかりやすくはないのですが、そこは生徒のコミュニケーション力、あっという間に仲良くなっていました。その後、2〜4名程で各クラスに参加させていただきました。授業内容は算数、英語、パフォーマンス、スポーツなど様々ですが、せっかくゲストが来たのだから、とわざわざ時間を作ってくださり、急遽太田中生徒への質問タイムが設けられたりもしていました。子どもたちにとって日本はまだまだ未知の国。無邪気な質問が矢継ぎ早に繰り出され、それにどんどん答えていくことは日常英会話の良い練習にもなったようです。英語の教科書を読み聞かせたり、歌を歌ったりと、子どもたちと一緒に素直に授業参加を楽しんでいました。マオリの歌やダンスを練習するクラスもあり、ニュージーランドの文化や教育についても新たな角度から知ることができる時間となりました。授業終わりには子どもたちが名残惜しそうに生徒の体にしがみついていたり、別れの瞬間まで話しかけてくれたりと、短くも濃密な時間を過ごしました。