ニュージーランド語学研修 5日目 (8/26)
- 公開日
- 2017/08/27
- 更新日
- 2017/08/27
学校行事・学校生活
ニュージーランド語学研修 5日目の様子です。
こちらに到着してから毎日天候に恵まれてきましたが、本日はあいにくの雨模様となってしまいました。朝8:00に学校を出発し、バスでロトルアに向かう途中に霧雨が降り始めました。窓の外はのどかな草原が広がり、羊や馬が草を食む光景が延々と続いています。改めてニュージーランドの雄大な自然を感じていると最初の目的地であるテ・プイア(Te Puia)へ到着しました。テ・プイアは温泉が噴き出すポフツ間欠泉が有名で、バスから降りた瞬間から硫黄の強い匂いに包まれます。エントランスを抜けると湯煙が上がっており、沸き立つ泥の泉を見たり、地熱で暖まった石に触ることができるなど見どころは多いのですが、降り始めた雨の影響もあり一通り回るとマオリショーの会場へ移動しました。マエラと呼ばれる集会所で行われたマオリショーは、歌やダンスだけでなく、道具を使ったパフォーマンスも多く見応えのあるものでした。先日学校で披露されたものとはまた違った内容で生徒たちも真剣に見入っていました。このショーでは観客も舞台に上がり、ショーに参加することができます。まずは女性のパフォーマンスの際、5名の女子生徒が立候補しポイを使ったダンスに挑戦しました。昨日も授業でポイを作っていた彼女たちはその扱いには慣れ始めているようで、パフォーマーの方の動きにも何とかついて行っていました。その後のハカのパフォーマンスでは男子生徒全員が舞台に並び、マオリの力強さを感じさせる掛け声や踊りを体現し、皆大きな拍手をもらいホッとした表情に。こちらの施設ではその他にマオリ工芸美術学校の生徒による彫刻作業も見学し、その独特な模様と作品の大きさには驚かされました。
その後、バスで15分ほどの所にあるノンゴタハ山へ。ここでは山の上からゴーカートのような乗り物で降りてくる「リュージュ」を体験しました。ゴンドラで頂上に着くと早速、ヘルメットをかぶりリュージュに乗り込みます。ハンドルを強く手前に引けばブレーキ、緩めれば加速、と言う非常にシンプルな説明を受け、早速スタート。後から聞くと、勢い余ってコースアウトした生徒もいたようです。男子生徒の中でも、思っていたよりスピードが出て怖かったと言う感想もありましたが、最も多かったのは天気が良ければもっと楽しかっただろうと言う声でした。普段なら山頂から眼下にロトルア湖や街並みが見える絶好のロケーションなのですが、この時間はこの日一番の雨足になってしまいました。絶景がなかなか見られない状況でしたが、山頂でランチを取っている間に雨が少し弱まり、霧が晴れ始めました。本日も多くの生徒がホストファミリー宅からランチボックスを渡されていましたが、今日は冷えた体を温めるためにホットドリンクや暖かいフードを注文する生徒もいました。オーダーの際にはメニューについてわからないことを質問したり、要望を伝えることも自然とできるようになり、最初のころの不安そうな態度がずいぶん昔のように感じられます。
昼食後は羊ショーを観覧しました。ニュージーランドには人口約470万人に対し羊は3,000万頭を超える数がいます。種類も多く、ショーの司会者がジョークを交えながら羊の紹介や、毛刈りをして見せてくれます。このショーにはヘッドフォンがついており、日本語の同時通訳を聞くことができます。ただ、この司会者のユニークな話しぶりを直に聞きたくなったのか、途中でヘッドフォンを外す生徒もいました。ショーの後には、普段間近で見る事の出来ない羊を触ったり、記念撮影をしたりとまた一つニュージーランドの思い出を増やしました。
今日ロトルア観光を楽しんだ生徒たちは明日、ホストファミリーと1日を過ごします。
どのような週末を過ごしたのか、月曜日の報告が楽しみです。
明日は日曜日の為、次のブログアップは月曜日にお送りいたします。