研修6日目。現地校に登校する最後の日となりました。友達となった現地校の生徒さんに挨拶をしながら登校してくる姿も見られます。慣れた足取りでクラスに向かい、最初に取り組んだのはスピーチでした。
ニュージーランドで過ごした感想を、一人ずつ先生の前で発表します。クラス全員の前で発表するとは思っていなかった一同は、必死にスピーチ内容を考えました。ホストファミリーと一緒に行った海のこと、ハカの迫力にびっくりしたこと、日本とニュージーランドで異なる学校生活など。
緊張で思わず涙してしまう場面もありましたが、それぞれの思い出が詰まったスピーチとなりました。
スピーチの後は、お世話になったホストファミリーに感謝の気持ちを伝えるお手紙を作ります。
先生が用意してくださった色紙や様々なシール、マスキングテープを用いて、さながら美術の時間のように真剣に取り組みました。
日本を感じる和紙を使ったり、折り紙を駆使して飛び出す仕掛けを作ったり。個性あふれるデコレーションの横には、「ありがとう」の言葉を添えます。
思い返せば、土曜日にファミリーと会い、そのまま日曜日を過ごしました。最初はファミリーの言っていることが分からず、ただひたすらに「イエス、イエス!」と言ってしまい、ファミリーが困惑することもありました。
昼食がどこにあるのか分からず、尋ねることを躊躇してしまい、お昼ご飯を持たずに登校したこともありました。
しかし一日一日と時が経つにつれて、会話ができるようになり、お互い冗談を言い合える間柄になりました。
決して長い期間ではありませんでしたが、一生忘れられない思い出になったことでしょう。
現地校生徒さん( バディ)とのお昼ご飯を経て、現地校最後のアクティビティはスポーツです。
体育館に集まって、まずはお互い自己紹介。現地校では多くのバディが関わってくれました。
まだ挨拶をしたことがないバディに、ニュージーランドのことを聞いたり、日本のことを教えます。話が終わったところで、スポーツの時間が始まりました。
一緒に行うのはバドミントン。日本とニュージーランドの生徒は合わせて100名を超えているので、どの生徒も等しく楽しむことができるように、特別ルールで行いました。
シャトルを打ち返すのがやっと、空振りばかりのコートがあれば、力強いラリーが続いて勝ちを取りにいっているコートもあります。ミスをすればみんなで残念がり、成功すれば体全部を使って喜びます。
日本ではほとんどしたことのないハグやハイタッチをして大いに盛り上がりました。
現地校での交流が終わり、明日はオークランドに移動します。
博物館を訪れたり、現地の大学生の方々と交流を行います。ハミルトンとは異なる体験が待っていますので、最後まで楽しみながら多くのことを吸収していきたいと思います。