冷たい雨が降る朝となりました。

ホームステイをしているハミルトンから、車で約１時間半のロトルアへバスに乗って出発しました。

最初に訪れたのは、テ・プイアというニュージーランドを学べる複合施設です。

ここはマオリの人々が作る彫刻を教える学校でもあります。

英語クラスでマオリ文化を教えていただいたので予習はばっちりです。昨日の文化交流で耳にした言葉や目にした装飾品をより深く理解することができました。この施設ではキウイを鑑賞することができます。

ニュージーランドを象徴するキウイの生態系や歴史を学び、いざキウイの住む建物に入ります。夜行性の鳥なので、屋内は照明を落としています。

木々が生い茂る展示室に赤いライトで仄暗く照らされたキウイ。独特の姿形が何とも言えず可愛い鳥を前に、なぜだか少し緊張しながら鑑賞を終えました。ここテ・プイアは間欠泉も有名です。

施設に到着した時から感じる硫黄のにおい。地元群馬の温泉を思い出します。この頃には雨も小降りになり、間欠泉を見る時は少し晴れ間ものぞいてきました。もくもくと立ち上る湯気に視界を奪われながら、勢いよく吹き出す間欠泉に目を奪われました。

間欠泉の後にはマオリのコンサートを鑑賞します。現地校で体験したポフィリでしたが、ここではダンスやハカを披露するマオリの方々を見ることができます。何となく覚えがあるステップやダンスの小道具を見て、「昨日、あれを作ったよね！」と目配せをする一同。ニュージーランドの古い文化が今も現地の学校で引き継がれていることを知りました。

次に向かったのはスカイラインです。山頂までゴンドラで移動して、大きな湖と広大な景色を見ることができます。

ここでしばしランチタイム。ファミリーが作ってくれたお昼ご飯を食べて次なる目的地、アグロドームに移動しました。

アグロドームには羊や馬、牛が放牧されています。生まれたばかりの羊の赤ちゃん（可愛らしい服を着ています！）に癒された後は、大きな体をした羊によるシープショーを鑑賞しました。

司会の方による楽しいお喋りで羊が次々にステージへ上がっていきます。ステージで羊の毛刈りをしたり、ゲストが牛の乳しぼりをしたり、子羊にミルクを与えたり。約１時間の楽しいショーでした。

本日は色々な場所を訪れ、ニュージーランドの文化や自然を満喫することができました。もう一つ満喫できたのはお買い物です。

到着後にショッピングモールに行って以来、なかなかお店に行く機会が持てなかったので、本日はあちらこちらでお土産を見る・・買うことができました。

ここでも一つ学ぶことがありました。店員の方とやり取りをするのが精いっぱいで、ついお札を手に取って会計を済ませます。そのため、手元にコインがどんどん貯まっていくのです。

日本にいた時のように、端数を小銭で出すことが難しく感じます。お土産を買うごとに膨れ上がるお財布のコインポケット。この研修が終わる頃には、お会計にも慣れてお財布もスリムになっていることでしょう。