当たり前とはどういうことか
- 公開日
- 2020/05/25
- 更新日
- 2020/05/25
お知らせ
みなさんこんにちは。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長により、5月いっぱいの休校が決定してしまいました。世界中には多数の死者が出て、今でもなお苦しんでいる人がいるということを連日のニュースで耳にします。自粛生活を余儀なくされ、多くのことに制限がかかり、暗い気持ちになっている人もいるかもしれません。私自身、この先どうなってしまうのかと不安を感じることも多くありました。
でも、自粛生活を送ることで、気付かされたことがたくさんあります。それは、今まで思っていた当たり前の生活は、実は当たり前ではなくとても価値のあることで、それに気付かず毎日を過ごしていたのだということです。当たり前のように学校に行くこと、人と会うことは、とてもかけがえのないことなのだと今さらながら気が付きました。
何となく一日を過ごし、暗い気持ちになって下ばかり見ていたら、当たり前のことにも気付かず、わずかな変化を見落としてしまいます。だからこそ、明るい気持ちをもって、前を向いて生きていこうと思うようになりました。そして、当たり前の生活が戻ってきたときには、一日一日を大切にして、感謝の気持ちをもって生きていこうと思います。
この休校期間中に、みなさんに対してどんなことができるかを考えていました。まずは、少しでも楽しい授業ができるように準備をしています。楽しい授業をするためには、何よりも自分自身の体が健康でなくてはいけないと思いました。健康な体を作るために、時間があるときにはジョギングをしています。色鮮やかに咲いていた春の草花も少しずつ元気がなくなってきて、植物も夏になるための準備を始めているのだと感じました。車に乗っていては、なかなか気付かないことです。みなさんも時間があるからこそできることを探して、可能な範囲で挑戦してみてください。
さて、いよいよ来週から学校が再開します。各学年たくさんの課題が出ていることと思いますが、ラストスパートです。勉強をする時間があることは、中学生であるみなさんにだけ与えられた特権です。勉強をすることで、新しい発見をすることができます。ぜひ、勉強の時間を大切にして新しい発見をたくさんしていってください。登校した際には、当たり前の生活に感謝の気持ちをもって、充実した中学校生活を送ってほしいと思います。来週、みなさんの元気な顔が見られることを楽しみにしています。
1年1組 担任 村山