学校日記

『お米の魅力』

公開日
2023/02/10
更新日
2023/02/10

お知らせ

 本校栄養士が、2月6日(月)、太田栄養士会の一員として、FM太郎の番組『昼の情報ワイドListen』に出演してきました。太田栄養士会の活動の一環であり、食育を通して太田市民の健康増進に役立つことを目的としています。今回は『お米の魅力』のお話。関係各位のお許しを得て、ここに紹介します。

『お米の魅力』
                                 
 ラジオをお聴きのみなさん、お米はお好きですか。日本人の主食といえば『お米』ですね。お米は体の主なエネルギー源として古来から食べられてきました。お米はどんなおかずにも良く合い、日本食の柱です。ですが日本では、お米の1人あたりの年間消費量は、昭和37年度をピークに減少傾向にあります。昭和37年度は1人あたり118kgの米を消費していましたが、令和2年度の消費量は半分以下の50.8kgにまで減少しています。さらに、家庭における1世帯当たりの年間支出金額は、平成26年以降はパンの支出金額が米の支出金額を上回っている現状です。

 ということで、本日はお米の素晴らしさを知っていただきたく、『お米の魅力』と題してお話しします。

 みなさんご存じ、お米の主成分は炭水化物です。炭水化物は体づくりに欠かせない三大栄養素の1つで、体の中でブドウ糖に分解され、エネルギー源として利用されます。
 ブドウ糖は脳を働かせる、唯一のエネルギー源で、お米はそんな重要な成分を多く含んでいる食材なのです。しかも、お米には血や筋肉などの身体をつくるために必要なタンパク質の他にも、ビタミン・ミネラルも多く含まれています。つまり、お米はとても栄養バランスの良い食べ物なのです。

 ところが、お米の消費量は減っています。そこには<ごはんを食べると太る>という誤解があって、それが原因の1つになっているのではないかと思います。ごはんは、小麦などの粉からできているパンやめん類と違って、粒のままで摂取するため、パンやめん類より、ゆっくりと消化・吸収されていきます。そのため、メリットが2つもあるんです。1つ目は、お腹がすきにくく、腹持ちがよいことから間食が少なくなること、そして2つ目は、体に脂肪を溜めるホルモンの分泌が緩やかで、体脂肪の蓄積が抑えられることです。
こうしたことから、実はごはんは太りにくく、健康によい食べ物だといえるのです。

 お米の魅力はまだまだあります。朝ごはんをきちんと食べると、午前中からやる気が上昇し、朝から充実して仕事や勉強、家事を行うことができるため、時間管理能力や目的達成率が高くなることなどが分かっています。脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖は、体内に蓄積できないため、目覚めたばかりの朝には欠乏状態になっているのです。脳を活発に働かせるためには、1日のはじまりの朝ごはんでエネルギーを補うことがとても大切です。ゆっくり消化・吸収される『ごはん』は、不足したブドウ糖を血液中に補い、同時に長時間維持することのできる、非常に安定した供給源です。
気持ちよく、元気に1日を始められるよう、朝にお米を中心としたバランスの良い食事をとりましょう!

 ごはん食は私達日本人の伝統的食文化です。この伝統を未来を担う子供達に継承していくために、学校給食では週平均3回ほどごはん食を推進しています。子供達が大人になっても食習慣の中心にお米があることを願っています。小麦の価格が上がっている今だからこそ、お米の魅力を知りごはん食の良さを見直して、日本人の米離れに歯止めをきかせましょう。